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探偵ナイトスクープの感想 『13年前の日本一周旅行で出会った家出少年』2017/09/08

1.『13年前の日本一周旅行で出会った家出少年』

竹山 隆範探偵  大阪府の男性(35)から。

13年前の2004年、自転車で日本一周をしていた時に福島県で出会ったある少年を探して欲しい。
それは私が南相馬市を走っていた時のこと。一人の少年が後ろを自転車でついてきた。おかしいと思い声をかければ、何と家出をしてきたという。彼の名前はオザキリョウタ君、当時は13歳の中学1年生。本来なら家に帰らせるか警察に連れていくところだが、 この少年に一日だけ冒険をさせてあげようと、一緒に自転車の旅を始めた。彼にとって忘れられない思い出の一日になればと思い、色々なところをひらすら走った。そして出会った場所から50km離れた地点でこっそり連絡した母親に迎えにきてもらい、少年との旅は終わった。
あれから13年が経ち、私は今年7月に結婚。人生の節目を迎え、やり残した事はないかと考えた時、あの少年にもう一度会いたいという思いが湧き上がった。少年も今はもう26歳。どんな大人になったのか、そしてあの一日は彼にとっても忘れられない一日になっているのか。
そしてもし再会が出来たなら、あの日走った思い出の場所をもう一度、自転車で走りたい。何とか少年を探してもらえないだろか、というもの。

 殿堂入りの作品を除き、今年のトップ作品とも言える内容でした。最初はちょっと人探し系の話だと思っていたので本物の探偵に・・・・と思っていたのですが、どうやらそういった人探し系の依頼とは違った展開になりました。

私自身は、この人にとっては日本一周中の思い出のあるシーンだけど、現地に住んでる家出少年からしたら憶えているかどうかも危うい出来事かもしれないな~。お互いの想いにギャップがあるかもしれないな~と思って見ていました。

まず、福島で探したのですが少年が福島のモロに震災の被害を受けた地域だったために最悪の場合、亡くなっている可能性があったので結構しんみりした雰囲気になりました。ただ、行方不明者の人探しをするための専門の役所が出来ていたために、少年の奥さんの連絡先を役所が簡単に見つけ出し、人探しは簡単に終了しました。とりあえず、生存していてよかったです。

奥さんがいるということで少年が結婚しているということも判明。時間の流れを感じさせます。

待ち合わせ場所に来た少年は・・・・写真と変わってなかったです。そして、少年の依頼者への対応から依頼者→少年だけでなく少年→依頼者へも特別な想いがあることが明らかになります。

「ご無沙汰です」と凄い親しみのある言葉を最初に発して、13年前に一日だけ会ったとは思えないぐらいまるで顔なじみの様な雰囲気で依頼者と再開します。

依頼者が「生きてた?」との言葉に「生きてました」という返事。依頼者が被災した際の話を聞くと少年は自分の目の前まで津波が来て、数台前の車まで津波に流されたので本当に危機一髪だったようです。平然と話していますが、結構凄いことをさらっと話します。

二人で13年ぶりに自転車で一緒に同じ道をもう一度走り、そして、13年前と同じく、道中でキムチ焼きそばを作って食べます。完全にアウトドアです。少年はこのキムチ焼きそばが美味しくて再現しようとしたらしいのですが、できなかったと言ってました。隠し味は「カツオのふりかけ」のようですね。キムチ焼きそばを家で再現しようとした話など、少年の依頼者と過ごした時間を大切にしている感じがヒシヒシと伝わってきます。

依頼文や依頼者の話だけではわからなかったのですが、二人が再会した後のお互いの(というか少年側の)対応をみると、単なる家出少年を助けた間柄を超えた貴重な時間を共有していることが伝わってきます。

依頼者が「人生で一番の思い出」という言葉に、同じように「僕も一番です」と答えた少年の返答には「いい話だな~」と胸を打たれました。

依頼者と同じく少年も大人になり、偶然にも同じ時期に二人は結婚することになりました。少年が年齢を経て取り大人になり、依頼者と同じ目線で話せるようになり、両者が新しい関係を築ける出会いとなりました。これを機会に二人がまた新たに世代を超えた友情を続けていって欲しいなあと思っています。

とっても素敵ないい話でした。

最後に後日談からわかったのは、少年の方も依頼者を探していたそうですが、震災などいろんなことがありウヤムヤになっていたということです。

2.『人生の折れ線グラフ』

石田 靖探偵  大阪市の女性(58)から。
私はナイトスクープとドクターXを見るのが生きがいの大阪のおばちゃんだ。米倉涼子さん演じる大門未知子の決め台詞は「私、失敗しないので」だが、私は人生、失敗しっぱなし。
でも、そんな私を勇気付けてくれたのが、以前ナイトスクープで放送していた「人生の折れ線グラフ」。登場する皆さんの波乱万丈な人生を聞き、自分の人生なんて小さい失敗だけで「ほんま幸せやなぁ」と思えたのだ。
私の失敗しっぱなしの人生を笑い飛ばせるキッカケとなった「人生の折れ線グラフ」を、もう一度やってもらえないだろうか、というもの。

いつもの定番の街頭インタビューです。あまりに濃すぎる人が一人いて、びっくりしました。丸坊主の女性でしたけど、なんか凄かったです。芸術家さんだったんですね。
1本目の依頼が濃かったのでこちらは軽く休憩がてらの気持ちでみれます。

偶然、石田探偵の高校時代の先生が登場しましたが、離婚したのもしょーもない理由ですが、風俗で借金したのもしょーもない理由です。こういった先生が生徒を教えてよいのだろうか?と一瞬思いますが、生徒も先生のことを「しょーもない人」だと見抜いているので、まあそんなもんかなと思います。高校の先生にこんな感じの先生は多いですよね。東京の有名私立校からしたらありえない環境なのかな?

3.『ラガーマンvsおっちゃんの熱き柔道対決!?』

間 寛平探偵  大阪府の男性(23)から。
僕は中学の頃からラグビーをしており、この4月には目標であった社会人ラグビーのチームに入ることができた。そんな僕には目標となる人がいる。それは母の知り合いのおじさん。
そのおじさんの口癖が「いつか俺を倒せるようになれ」。しかし、おじさんは柔道がとてつもなく強く、結局1度も勝つことができなかった。
おじさんとは4年ほど会っていないが、大学で全国大会に出場し、社会人ラグビーで揉まれている今の自分なら倒す自信がある。
おじさんに勝って、強くなったことを見せて恩返しをしたい。どうか協力して欲しい、というもの。

弱い依頼人の挑戦者が自分より強い人になんとか勝ちたい定番の依頼です。だいたい探偵と一緒にその道の第一人者にコツを教わって勝とうとするのですが、今回は依頼者が弱い学生時代から成長して社会人でラクビーをやってるぐらいの状況で、かつ相手側の強い人が歳をとって年齢的に衰えているので、柔道の勝負と言ってもあっさりと依頼者が抑え込みで勝ってしまいました。

依頼者の方がテクニックとか技術うんぬんより圧倒的にパワーで勝っているので、投げを力技でそのまま返して抑え込みです。

おっちゃんは悔しくて泣きの再試合をしても同じ結果・・・悔しくてまた練習してやり直すと言ってますが、依頼者も現役でラクビーを今後も続けていますし、年齢的にこれはもう覆らないんだろうな~と思います。

 

今回は最初の依頼が素晴らしかったです。当初に予想していた展開とは少し違っていい意味で裏切られました。年代を超えた熱い友情が見ることができました。ありがとう。